きょうからの読書週間に『有明抄251027』は思う◆曽野綾子さんの『太郎物語』の太郎が大学に進む際、マンションの壁の3間分を特注の本棚に。その本棚を1、2年でいっぱいにするという太郎がうらやましかった◆太郎ほどではないにしても、学生時代は本をよく読んだ。ところが、社会人になってから読むペースが落ちる。三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で、「現代の労働は、労働以外の時間を犠牲にすることで成立している」と指摘、仕事に人生を奪われたら駄目と◆読書は心の栄養、蔵書はその人の心の財産◆三宅さんは本を読めなくなった読書家に「本屋に行く」ことを勧める。書店は行くだけで気分が上がると。心の栄養は過剰摂取してもきっと大丈夫。
読書とは何だろうか。仕事や授業のために書籍を読むことは読書ではないのであろう。だから、その時間がつくれない。否、今は本当に楽しいことが沢山あり、ちょっとスマホでショート動画を見ていたら、こんな時間にとなる。スマホやパソコンを閉じて、本を開こう。その本は、探してきた本ではなく、本屋さんや図書館で出会った本だ。三宅さんは「仕事のノイズになるような知識をあえて受け入れる」と。心肥ゆる秋、どこへ誘う。
