『#収まってほしい書店への逆風』

『#収まってほしい書店への逆風』<2023年4月20日(木)>
 書店の相次ぐ閉店に『有明抄(230419佐賀新聞)』は思う◆東京の大型書店「八重洲ブックセンター本店」も3月末で閉店◆高校時代に習った教師が「太宰治の『人間失格』を3回読んだ」と。高校卒業後、その本を買った。主人公の生きざまを「うらやましい」と言った教師の言葉が記憶に残っていた。だが、読後感はすっきりしなかった◆先日、自宅の本棚に『人間失格』を見つけ再読。主人公の苦悩はまたも理解できなかった◆村上春樹さんの新刊小説が発売された日、ネット通販を選択すると、翌日届いた。やはり便利だ◆一方、「ブック・カフェ」が開店したという記事を読んだ。「選書」が特徴という。行ってみようかな。3回読んでみたいと思う本に出合えるかもしれない。蔵書は「心の財産」。
 (私の)生活圏からどれだけ本屋さんが消えて行っただろうか。大きな書店、町の書店、古書店、消えて行った◆学校の帰り、仕事の帰り、出張先で、楽しみの場であった。具体的な探しものではなく、棚を見て回る。そこに出会いがある◆文字だけではなく、色や絵に魅かれることもある。出会いを大事にしたい。
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