『「魔法のつえ」は科学や技術の世界には存在しない』

『「魔法のつえ」は科学や技術の世界には存在しない』<2020年10月24日(土)>
 「降ってわいた日本学術会議の見直し論議」に『春秋(201024)』は思う。「『お雇い学者』・・・ベルツ博士・・・日本人の学術への向き合い方を厳しく批判した。西洋の先生たちは『学術の樹』が日本に根付くよう種をまくことを教えた。だが、『日本では今の科学の<成果>のみをかれらから受取ろうとした』・・・▼あれから120年・・・四半世紀前に科学の振興を目指してできた基本法も今年改正され、名前にイノベーションの横文字が加わった。▼・・・政界の先生たちはせっかちなのか、年内にも結論を出すという。人々が大樹に魅せられるのは、それが悠久の時を刻むから。学術の樹をあっという間に大きくする『魔法のつえ』は科学や技術の世界には存在しない」。
 (JN) 『魔法のつえ』が手に入っても、長い修行の末に、つえが使えるようになる。研究活動は多くの人々の努力の積み重ねで、何かが出て来る。何人もの偉大な研究者の肩に上るだけでも時間がかかる。凡人にはそのようなことがわからない。私たちは自分の今しか考えが及ばない。為政者は少し先が見て欲しい。否、見えているだろう。自分個人の欲望を優先せずに、広く長い視野を持ってもらいたいと、私たちに説明できるだろう。
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