『冷静にブレーキを踏まなければならない』

『冷静にブレーキを踏まなければならない』<2019年8月21日(水)>
 「人は生きるように運転する」。『筆洗』(190821)はカナダの精神医科のティルマンの言葉を紹介する。そsて、今回の常磐道でのあおり運転を思う。「男はあちこち走り回りひどい運転を繰り返していた。日常生活でもトラブルがあったと報じられる。・・・車を『走る凶器』とする見方は大正期からあったそうだが、走る凶器とは、この男のように人間の側のことではないかと思わされる。男と同乗した女と誤認された女性の写真などがネットで拡散されたとテレビが伝えていた。猛スピードで広がるデマも現代の凶器である。冷静にブレーキを踏まなければならない局面がここにもあると伝える事件だ」。
 (JN) 自分がそうなのだが、ついつい地動説ではなく天動説になってしまう。自分を中心に世を見ると、朝の通勤から許せないことだらけになってしまう。接触、追突を繰り返す。なんて事はない。自分も動いており、お互い様の通勤ラッシュである。残念ながら、喧嘩が起きる。自動車はどうだろう。同じようにお互い様だが、鉄の中の自分が強いという錯覚に陥るのだろうか。相手も鉄だ。あおって興奮し、最後は暴力か。私たちは自動車を凶器に変えてしまった。いっそゴーカートにしてはどうだろうと言いたいが、これも人が扱う以上危険は増すばかりだ。この凶器の自動車よりもスピードがあるのがネットだ。どちらも、扱うのが人間である。その人間をどうにかしない限り、あおりもデマも終わらない。
#あおり
#デマ

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