(日経/社会/2013/11/11) ブレーキがない競技用自転車で公道を走行したとして、警視庁交通執行課は11日、東京都内のアルバイトの男(31)を道路交通法違反(制動装置不良)の疑いで逮捕した。男は交通切符(赤切符)を交付されたが、電話やはがきによる計7回の出頭要請に応じなかった。ブレーキのない自転車の運転で運転者が逮捕されるのは全国で初めて。男は「こんなことで逮捕されるとは思わなかった」などと供述している。2010年には渋谷区で歩行者の女性が「ピスト」と呼ばれるブレーキがない自転車にはねられて死亡するなど重大事故も起きたことから、警視庁は悪質な違反は赤切符で取り締まる方針を打ち出していた。
(JN) 自転車は大変便利な乗り物であり、歩道も気持ちよく走れる。しかし、免許もなく、子供から年寄りまで、その運転能力に関係なく、運転倫理も欠けている。であるから、違反者を厳しく取り締まるように変わってきたが、乗る者の指導がどうなっているのか。我が職場では、バイク等の二輪車の指導は行うが、自転車については特にない。自転車は素晴らしい乗り物であるからこそ、その乗り方を含めた指導を教育機関や地域においてもっと積極的にできないであろうか。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG11024_R11C13A1CC0000/