『人工知能を搭載し空飛ぶ暗殺ロボットが誕生しかねない』

人工知能を搭載し空飛ぶ暗殺ロボットが誕生しかねない』<2018年8月13日(月)>
 軍事で「空を飛び、鳥の目を持つことで地上の人間に対して優位に立てるからだろう」。『余録』(180812)はこれについて、漢王となった劉邦の知将の韓信は敵上空へ凧を上げた例に始まり、「気球や飛行船、飛行機も交通や科学の発展に寄与する一方で軍事に利用されてきた」と。そして、ドローンの活用。「米国の軍事企業は・・・狙撃できる兵器を開発中だ。人工知能(AI)を搭載して顔認証機能を持たせれば、空飛ぶ暗殺ロボットが誕生しかねない。・・・低コストで空を飛ぶドローンは物流や災害対応など幅広い活用が期待される。人類に危険な装置になるリスクをどう防ぐか。現代人の知恵が試される」。
 (JN) 鉄人28号は戦争兵器として、作られていた。戦後、悪人退治のために活躍する。鉄人28号は、自分の意志を持たず、リモコン操作で動いた。悪人に渡れば悪事に使われる。鉄腕アトムは自分の子供として作られた。人の心も持ち合わせ、自分の意志で悪と戦う科学の子、正義の味方であった。両者とも空が飛べるようになり、活動範囲が広がる。「空を超えて星の彼方に飛んでいけるといいな」と子供心に思い、今は秘かにドローンを使って上空からの眺めを見たいと思う。生活地や職場を鳥瞰し、何か新たな世界を見出せないだろうか。28号もアトムも平和と人類のために活躍するが、接するもの次第で機械は殺人鬼にもなる。機械のコントロールができなくなると、私たちの生活は危機に陥る。それはドローンやロボットだはなく、原発などの大きなシステムとて同じだ。また、家庭内にもリスクはあるのではないか。