市民と、10年に1回来るかどうかの外国人観光客は違う 240620

 姫路城の入場料値上げ検討について『天風録(240619中國新聞)』は思う▲白壁が美しく、シラサギが舞う姿にも似た「白鷺城」、姫路城への外国人来場者は昨年、過去最多45万人。全入場者の約3割▲18歳以上は千円で天守に登れるが「30ドル(約4700円)くらいに」。外国人に限って入場料の値上げを検討したいと市長▲大勢が登ると木造建築物は傷み、壊れやすくなる―とオーバーツーリズムを指摘。ごみ対策も。「市民と、10年に1回来るかどうかの外国人観光客は違う」と▲エジプトのピラミッドなどは周辺国とそれ以外の国の人で、入場料に9倍もの差があるという。料金差の受け止めはさまざまだろうが、世界遺産は人類共通の財産だ。国境を超え、理解し合う場であってほしい。
 (私は)思う。貴重な白鷺城の入場料が千円というのは安過ぎである。姫路市民を別として一般客は二千円をとっても安い。大事な遺産を管理する上で必要である。但し外国人だけを高くするというのはどうなのか。日本人だって10年に1度も来るのか。どうなの?