まだ来ぬ梅雨入り 240614

 気が滅入る梅雨に『天声人語(240614)』は思う▼ムーミン一家は小さな島に移住する。島には不快な雨が降り続く。家族はみな気が滅入ってしまった▼トーベ・ヤンソンムーミンパパ海へゆく』▼さて、今、すでに暦では入梅を過ぎながら、到来が遅い▼梅雨を「つゆ」と読むのは、湿気を多さを表す「露けし」からともいう。なかなか梅雨入りしないのも、なぜだか落ち着かない▼悩めるムーミン一家は、ママの提案でピクニックに行く。またもや雨が降ってくる。不思議なことに、みんなもう気にしない。「すべてがごく自然で、それでよいのだという気がしてきました」。再生の象徴もまた、雨である。そうヤンソンは言いたかったか。
 (私の)この東京に今年は梅雨はないのだろうか。もう真夏だ。自宅内では短パン姿である。梅雨は気が重くなるが、これがないと夏は水不足になるだろうか。いまから地面が暑くなってきたら8月は気温がどこまであがるのか。とにかく、過激な気候の昨今、地球温暖化の影響か。梅雨よ、適切な時期に適切な量、振ってくれ。