止まることにない物価高に『滴一滴251008』は思う▼このところの〝寒さ〟には、どの季語が似合うだろうか。物価高がもたらす懐の寒さである。帝国データバンクによると、今月値上げされる食料品は3千品目を超える▼原材料費の高騰に加え、人件費や物流費などの上昇が重なった影響だ。通年での食料品の値上げ品目は12月までの公表分を合わせ累計2万品目余り。昨年実績の約1万2500品目を大きく上回る見通しとなっている▼その上、政府が暑さ対策として7~9月に限って再開した電気・ガス料金の補助金も予定通り終了する。家計への負担がずしりと増す▼そういえば、秋の季語には「冷まじ」もある。晩秋の急に身に迫る冷ややかさを表す言葉である。昨今の物価高は〝すさまじく〟身にこたえる。
資本主義経済は私たちの欲望を牽引する。欲望の集中は価格を上げる。それに追随し値上げの渦が広がり、どこまで上っていく行くのか。そして、どこかで墜落する。そうならぬために、国は何ができるのか。上昇スパイラルを追いかけるのではなく、それを抑えることができないか。早い対策を願う。
*画像は2025年10月8日の朝日新聞より。
