読書メモ 240912

『誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか』、George Ainslie、山形浩生(訳)、2008年3月、NTT出版(株)。
・「同じ大きさのものでも、近いときには大きく見え、遠いときには小さく見えないだろうか?」
・「意志とその力という概念は、20世紀科学では流行らなくなったけれど、自滅的な行動ーアリストテレスがアクラシアと呼んだものーの謎やその一時的なコントロールの謎は解決されていない。」
・「せっかちに拙速な充足を追い求めると、遠くまで見通す知的で効率の良い意志が本来与えてくれたはずのメリットがダメになってしまう。」