2011-01-01から1年間の記事一覧
(日経/春秋)ダイバー募集。タイの日本企業。水没した現場に送り込むためである。しかし、東北の復興に割かれて、人が足りない。もともとタイは川があふれやすい国。暴風雨があった7月には警告が出ていた。タイの部品工場が被災し、日本や米国の生産に影響…
(日経/春秋)指紋鑑定の発祥は日本。明治初期、英国医師ヘンリー・フォールズがモースの手伝いで、大森貝塚の発掘での土器の破片に残された縄文人の指紋に気づき、指紋について研究した。帰国後、ロンドン警視庁に導入を訴えたがうまくいかなかった。日本…
(日経)円、3日連続最高値、75円67銭。 (日経/社説) ◆円高是正に強い意志が感じられない。◆危機打開へ一歩進んだが・・・。 (日経)EU包括策合意、欧州株は急騰。 (日経)野田首相所信表明。復興増税、理解求める。TPP早期に結論。 (日経)幻のチョ…
(日経/春秋)医師資格を有する作家あるいは医学を学んだ作家は少なくない。森鴎外、阿部公房、山田風太郎、加賀乙彦、手塚治虫、そして北杜夫。父・斎藤茂吉の厳命で家業の精神科の道へ。東北大学の医学部へ。「杜の都」がペンネームの由来に。重厚な大河…
(日経/春秋)石原莞爾は東京裁判の証人として日本の戦争責任について、その歴史が明治までに話が行った際に「ペリーを呼べ」と。平和でやっていた島国に、侵略主義に走らせたのは米国じゃないかと。外圧へ日本人の心情、TPPにも見えてくる。「TPPに…
(日経/春秋)今年は26年ぶりの国際森林年である。輸入材に押され、高齢化も目立つ林業であるが、長野県では林業で働く人の平均年齢が約48歳と、10年で6歳も若返った。1年前に公共施設に木材利用を促す法律ができ、学校や交番など各地で木造施設が…
(日経/春秋)米国を代表する画家のアンドリュー・ワイエスは父親が挿絵画家、子供たちに熱心に絵の手ほどきをした。そんな中でも兄のナサニエルは技術者の道を選んだ。そして、デュポンで次々と新技術や新商品を開発した。このデュポンとの技術開発競争に…
(日経/春秋)円高が進むたびに「投機筋」が目に入る。彼らはいったい誰だろう。周りの友人にどうな人物像を思い浮かぶか聞いてみた。「白髪の欧米人」「高級なスーツ」「自信満々」「悪者」・・・・。だがところが変われば、フランスの官僚出身者に聞くと「ア…
(日経/春秋)「撃つな、撃つな」とカダフィ大佐は叫んだという。その時の映像を見ればひどく後味が悪い。さなから市中引き回しのごとき場面。とめどもない増悪の連鎖を憂えずにはいられない。最後は自国民の命さえ身慈悲に奪った「革命家」のもたらした、…
(日経/春秋)きのう喜寿を迎えた皇后さま、「陛下も私も、少々しんどい年令に来ているかと感じている」。昨年は「この数年仕事をするのがとてものろくなった」。皇室らしくない言葉遣いが。3年前「たはやすく勝利を言葉でいでずして『なんもいえぬ』と言ふ…
(日経/春秋)「街コン」、参加者は何千円かを事務局へ支払い、一定数の居酒屋、バー、カフェなどが貸切になっており、飲み放題で自由にはしごする。今週末だけで札幌、福島、大阪など10か所近く。始まりは宇都宮市、恋人探し、街おこしであった。つながり…
(日経/春秋)「できりだけ広い範囲を写せ。あとはこっちで何とかする」。写真で不要な部分を切り取る技をトリミングという。雑菌を除くため生食用の肉の表面を削るのもトリミング。それが義務付けられていることを春に食中毒が起きるまで知らなかった。厚…
(日経/春秋)円周率、人類はずっと計算しつづけてきた。いま長野県飯田市の会社員、近藤茂さん(56)の独壇場だろう。ついに10兆桁にこぎ着けた。自作のパソコンで達成した市井の人の快挙だ。あくなき好奇心が記録を生み出すのかもしれない。次は20兆桁に挑…
(日経/春秋)日本の暴力団は法律で認められていた存在である。暴力団対策法に要件が書いてある。認定されると用心棒代などを要求した場合、それに公安委員会から停止命令が出て、それに従わないと罰則がある。でも8万人前後の暴力団員は減っていない。そこ…
(日経/春秋)1883年、明治政府は釜石の官営製鉄所を業績不信のため閉鎖した。このとき払下げの打診を受けたのは、東京の金物商、田中長兵衛。その責任者として対応したのが番頭格の横山久太郎。この釜はちゃんとした鉄が作れず、2年足らずで48回の失敗を繰…
(日経/春秋)英国の国王になる順番は1701年につくられた法律による。チャールズ皇太子を筆頭に数千人あるらしい。ある血筋の連なっていれば継承できる。もう一つのルールは男子優先。そのルールを第1子が国王につくように改める方針をキャメロン首相が打ち…
(日経/春秋)欧州連合(EU)に仲間入りすることについて、10年前スロバキアの首都プラハで聞いた。「連合というのが気にくわない」。「ユニオン」かつての旧ソ連圏時代の苦しい記憶がよみがえるのだろう。そのスロバキアがギリシア支援に一度は「待った…
(日経/春秋)ミャンマーの国民的人気コメディアンが3年前、政府批判のかどで禁固35年の刑。それがどういう風の吹き回しか、政府は政治犯の釈放を始めた。ユーチューブも見られるようになり、スー・チー氏がメディアに登場するようになった。「ミャンマーの…
(日経/春秋)松山市の「坊ちゃん列車」が復活して今日で10年を迎える。トロッコ列車やSLなど観光列車は年々増えている。また、鉄道施設そのものを世界文化遺産として登録しようという動きもある。JR肥薩線、明治時代に建てられた駅舎や石造りの機関庫…
(日経)デクシア解体・国有化。欧州大手銀、公的支援10兆円。 (日経)iPhone4S、世界で100万台、予約初日。 (日経)ビッグベン斜塔に? 英メディア報道。4千年後ピサ並み。
(日経/春秋)デザイナーのイラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディさんは農業経営の傍ら、5年前にバッグの新ブランドを立ち上げた。環境と人権の保護を揚げて。アフリカの民族衣装を転用したり、現地の女性たちの手による刺しゅうをあしらったり。女性が…
(日経/春秋)還暦では、まだ青臭さが抜け切れない。体の自由がきくから表現をしすぎてしまう。それから、古希の記念公園に臨む能楽師シテ方の梅若万三郎さん。新しさに挑む老境の姿は下の世代に尊敬される。一方、地位や権力を守るばかりの年長者は美しく…
(日経/春秋)壮麗な建築、住宅街に忽然と現れるのは市立図書館。人口3万5000人余の浜岡原発の御前崎市。市の歳入の4割は原発からみ。炉の増設をあてにしていたのに、それどころか全面停止、もう将来が見えない、仕事もない、人も来ない・・・・、恨み節。自治…
(日経/春秋)米オレゴン州のリード大学、学費が高かったとスティーブ・ジョブズ氏。入学して半年で退学し、生涯をかける仕事を見つけようと、普通の若者と同様にもがいていた。20歳のころ実家の車庫でアップルを創業した。様々なアイディアを世へ提供した…
(日経/春秋)サンマはずいぶん昔から親しまれてきた。「目黒のさんま」は徳川3代の家光の時代、350年ほど前の話。漢字では秋刀魚と表わすようになったのはそう古くない。中国でも秋刀魚と書くがこれは逆輸入であるようだ。台湾のシンガーソングライターの…
(日経/春秋)「もし世界の明かりのスイッチというものがあれば、もう一目盛りか二目盛り暗くするのだが・・・」(「八百万の死にざま」より)。日本でもこの夏は目盛りを絞ってよさそうだと気づかせてくれた。「節」とは自らの意思を持って行動である。しかし…
(日経/春秋)ぎこちない手で自炊していた貧しき学生時代。「自炊と聞くとせつない思いが」と書いても若人には通じない。昨今の「自炊」とは紙の書籍を裁断してスキャンで読み取り、自ら電子化すること。これが作業代行のビジネスが登場して騒ぎに火がつい…
(日経/春秋)10月になり、通勤電車や赤ちょうちんに背広のおじさんが戻ってくる。金木犀の香りもやってくる。独特の芳香はストレスを和らげる。香りの作用に人は魅せられる。香りといえば、ワサビが意外なところで役立っている。「イグ・ノーベル賞」を、…
(日経/春秋)役者にとって台本はことのほか大切。「田中絹代ぶんか館」で奥田瑛二さんは遺品の台本を見て、「背筋がゾクゾクした」。「人に見られたら殴り合うくらい、台本には思いを込めている。だから他人のものを見る機会もない」と。国主催の原発から…
(日経)「まだ怖い戻れない」。避難準備区域解除。住民、多くは様子見。 (日経/社説) ◆欧州は結束してユーロを泥沼から救え。◆国会の原発事故調は公開貫け。 (日経)「ハワイアンズ」一部再開。「3年で入場者数を震災前に」。常磐興産社長に聞く。 (…