核のごみ問題は日本全体で考えるべき課題 240517

 ◆玄海町の脇山伸太郎町長が「核のごみ」の「文献調査」の受け入れを表明したことに『有明抄(240512佐賀新聞)』は思う◆町議会に提出された調査への応募を求める請願が採択されてから2週間。大型連休中も熟考を重ねたはずだ◆禅語の一つに「坐忘」がある。静座し雑念を取り除いた境地を意味するが、古いものを捨てないと、新しいものは入らないという教えともされる◆脇山町長が会見で語ったように、核のごみ問題は特定の地域の話ではなく、日本全体で考えるべき課題でもある。地元住民はもちろん、県民にとっても自分事として考えるきっかけになったのではないだろうか◆処分場選定はまだ入り口段階。一人で考えず、意見を交換するのもいい。
 (私は)思う。核のごみは現実の存在しており、これを地中深く埋めなければならない。これは、原発反対であろうと、実行せねばならない問題だ。それは、「有明抄」で述べられているように、日本に住む者が自覚しなければならない。早く、安全な場所を見つけ出したい。でも、日本にそんな場所は存在するのか?