『#ごみの行方に責任を』

『#ごみの行方に責任を』<2023年3月1日(水)>
 地方自治体の予算に海洋ごみへの対応の着手が始まったことに『天風録(2302027中國新聞)』は思う▲プラスチックの原料、石油も太古の生き物の死骸が地中で長い長い年月をかけて変質したもの。地球時間で見れば一瞬のうちに掘り出され、人工合成され、廃棄され堆積していく。どこかで連鎖を断ち切りたい▲ほぼ出そろった中国地方の自治体予算案を見ると、海洋ごみ対策にようやく力を入れ始めたことが分かる。実態がよく分からないマイクロプラスチックの研究に着手するところも。ただ役所に任せきりでは解決は遠い▲瀬戸内海沿いには3千万人が暮らす。閉ざされた海域ゆえにプラごみの行方は自己責任と言えよう。ぽい捨てしない。海岸で拾う。特別な手だてがなくても、私たちにできることはいくらでもある。
 (私たちは)毎日、ごみを出す。特に、食事の度にゴミが出る。人類は、ごみを生み出す生き物である▲ごみを出す以上は、その始末をせねばならない。プラスチックごみ、二酸化炭素、核のごみ等々、国は防衛予算よりこちらに重きをおけないのか。
#地方自治体,#海洋ごみ,#プラスチック,#自己責任,#拾う