『#草花に目を向ける心』<2022年4月24日(日)>
きょうは「植物学の日」（牧野富太郎の誕生日、旧暦1862年4月24日）。『有明抄(220424佐賀新聞)』は「日本の植物学の父」を思う。独学で植物を研究し、『牧野日本植物図鑑』を刊行。1500を超える新種や新変種の植物を発見、命名している◆その一つに「スエコザサ」がある。牧野は経済感覚はなく、結婚後も書物には金を惜しまず借金を重ねた◆妻の寿衛子は貧困の中でも夫に愛想をつかすことなく、子どもたちには「わが家の貧乏は世間で言う貧乏とは違い、学問のための貧乏だから恥ずかしいと思わないように」と言い聞かせた。寿衛子が病気で倒れた年、牧野は仙台で新種の笹ささを発見。翌年、寿衛子が亡くなると、感謝を込めてその笹に妻の名をつけた◆今年は生誕160年に当たり、来春からのＮＨＫの朝ドラ「らんまん」は牧野がモデル◆春から初夏へ季節は移ろい、自然の美しさが増す。新種発見とはいかなくても、草花に目を向ける心の余裕くらい持ちたい。
（私の）心は、いま沖縄に飛んでいる。朝ドラ、ドラマに入り込んでしまい主人公の親や祖父の気分になっている。食物に一生懸命、来年は植物に一生懸命、高知へ飛ぶのか。偉大なる者は一人ではならず。周りの苦労に心を痛めるのか。浜辺美波さん（寿衛子役？）が楽しみです。
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