#五輪に政治を持ち込むな

『#五輪に政治を持ち込むな』<2021年7月31日(土)>
 会場に「チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番」が流れる。『天声人語(210731)』は五輪と国(政治)を思う。体操男子団体、ロシアオリンピック委員会が金メダルを獲得した。そこにはもちろんロシア国歌は流れない。ロシア側は「カチューシャ」を提案したが、スポーツ仲裁裁判所に退けられた。そもそも五輪憲章には表彰式で国歌をとの定めはない。20年間国際オリンピック委員会を率いたブランデージ氏は国歌廃止を訴えた。「五輪に政治を持ち込むな」というオリンピズムの理念に忠実たらんと。現実の五輪には常に政治の影を落とす。香港の選手が金メダル、中国国歌が流れ、香港市民からはブーイング。栄光を称えるはずの旋律がかくも心を乱すとは。考え込むことの多い五輪である。
 (JU) 私たちは自国登録の選手を応援しそれに対抗する選手たちを敵とする。国の対抗戦である。主役は選手なのか。国家間のメダル競争をいかに思うか? 公益財団法人東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会のウエブサイトでは、国別のメダル獲得の票が掲載されている。「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」とある。どうなのか?
#チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番
#国歌
#ブランデージ
#香港
#中国国歌
*画像は日本オリンピック協会のウエブサイトより拝借。

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