#足元が気になる地方暮らし

『#足元が気になる地方暮らし』<2021年7月20日(火)>
 運転免許の更新会場での高齢男性と対応者のやり取りに『有明抄(佐賀新聞/210719)』は思う。窓口の女性「本人確認のため、マスクを外してください」、男性「写真やろ。撮る時は外さんばね」、窓口の女性「いえ、いまここで」、男性「撮る時は外さんばね」…。男性は少し耳が遠いようで、会話が成り立っていない。電車やバスなど公共交通が整っていない地方は、車の運転ができないと暮らしに困る。これからの地方にとって、地域交通の維持は重要な課題である。そんな厳しい現状の一方で、人を乗せる「空飛ぶ車」の実用化を目指す動きもある。日常の移動手段が揺らぐ中、未来の交通も創造する。同じ時代、同じ国とは思えないような話だが、そうやって社会は進歩するのだろう。とはいえ、空よりも足元が気になる地方暮らしである。
 (JN) 赤字路線を縮小し、本数の減少で不便さを増し、利用度は落ち、廃線につながる。何とかならないか。高齢者は自動車の運転能力は低下するからこそバスや鉄道が頼みである。それをどうにかするのが地方行政の能力である。半世紀前に近未来への想像力が不足していたことを反省し、今と50年先を国も地方も国民も考えねばならない。
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