『高齢期を迎えた親と語りにくい話題は何か』

『高齢期を迎えた親と語りにくい話題は何か』<2018年2月20日(火)>
 「高齢期を迎えた親と語りにくい話題は何か。数年前、米国の非営利団体がそんな調査をした」。それを『春秋』(180217)は伝える。「首位になった回答は『車の運転をやめることの必要性』。運転が便利さだけでなく、生きる誇りも支えてきた」。日本でも、「団塊世代が70代を迎え始めた。地方から上京して大都市の郊外に家を建て、休日にはマイカーでドライブを楽しんだ集団が75歳に近づく。高齢者も「免許返納を」だけでは抵抗があろう。新サービスから町づくりまで、きめ細かい工夫を重ねたい」。
 (JN) 亡くなった両親は自動車に乗らなかったので、「自動車の運転を止めてくれ」ということはなかった。自動車を使わなくとも済む場所に住んでいたので、不便はなかった。でも、親たちの動きが悪くなると、買い物も大変である。母は頑張っていた。父は手伝わなかった。親不孝者でも、心配であった。重いものを運ぶには自転車を使うのである。自動車の運転と同様、自転車も危ない。母には「自転車を使うのは止めて」とお願いした。そして、「重いものは私が買ってくる。あるいはタクシーを使って」と。これが十数年後、今度は私が子供に言われる番になるか、それとも自動車は本当に自動になり心配がなくなるであろうか。何れにしても、救急車の世話にならぬようお互いに気を付けましょう。