<2017年1月6日(金)>
『昨年の交通事故死者が67年ぶりに4000人を下回ったが、死者数の半分以上は65歳以上の高齢者で、これまでで最多の割合だ』
交通事項での高齢者事故死の比率増加を「春秋」(170106)は思う。「背景にはむろん、高齢者人口の増加があろう。それに事故死の減少そのものが、クルマ離れと関係があるのかもしれない。交通死は高度成長期を経て増え続け、交通戦争と呼ばれる深刻な事態に至った。その敵をどうにか抑え込んできた日本社会だが、いまはまた新たな戦争に向き合っている。少子高齢化と人口減――この敵に打ち勝たねばならない。」
交通事故による死者が減少したと言うが、交通戦争と言われた時代と現在と、どこが違うのであろうか。人間の能力が変わるわけではないから、自動車自体の安全性が上がり、道も良くなったのであろうか。何せ運転免許証は身分証明書でしかない私には、実感がない。また、高齢者の事故死の比率が高まっていうが、それは交通事故死の件数が減少する中で、高齢者の事故死の比率が減少していないということは、どういうことを意味するのであろうか。表向きの数値をちょっと見ただけではわからないが、要は日本国は年寄りの国なのであろうか。この数値で高齢者は自動車運転をあきらめる必要があろうか。高齢者あっての日本、少子高齢化に危機感など抱かず、多数派として高齢者がもっと勢いづいても良かろう。まあとにかく、日本の技術で、高齢者が事故を起こさない自動車を早く市販化できるようにしてほしい。(JN)