『#普通選挙法の成立日』

『#普通選挙法の成立日』<2023年3月29日(水)>
 きょうの普通選挙法が成立日(1925年3月29日)に『小社会(230329高知新聞)』は思う。1925年、納税要件が外され、まだ25歳以上の男性のみだが、政治は大衆に大きく門をあけた。柳田国男はこの時期、新聞社論説委員も務めている。「普通選挙の実現を説き、あるいは有権者になる青年層に日本中を駆けめぐり、語りかける」運動家だった。柳田は期待の半面で心配もあったようだ。青年らに主権者教育の大切さを説いている。98年がたち、選挙を取り巻く環境は成熟したのだろうか。投票率、5割ほど。半数の人が選挙に背を向ける傾向は、結果に影響してはいないのか。柳田が存命ならば、今も主権者の意識のあり方を説いて回っているのかもしれない。近く本県でも統一地方選が始まる。
 (私は)言いたい。若者よ、自分たちの自由と未来を放棄するなかれ。いまを生き、未来をつくるために、自由の証である選挙に参加しよう。選ぶという行為で、失敗や失望があるかもしれない。でも失敗を経験で軌道修正ができる。自由を死なせてはならない。
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