子どもの権利 240506

 子どもの日に『滴一滴(240505山陽新聞)』は「子どもの権利条約」を思う▼「子どもの権利条約」は1989年に国連総会で採択▼草案を提出したのはポーランド。背景には「コルチャック先生」の存在がある。孤児らのために家庭と学校が一つになった「ホーム」を設立。自らを律していけるように、子どもたちの「自治」に任せ、大人は見守った▼日本は94年に批准したが、10~18歳を対象にした昨年の調査で、約6割が条約について「聞いたことがない」と▼差別されないこと、何が最も子どもにとってよいかを国や大人は考えること、命を守られて成長できること、意見を表明し参加できること。これらは条約の中で特に大切とされる四つの原則だ▼これからの子どもたちにはしっかりと伝えたい。
 (私は)思う。子どもは家庭のものでも、親のものでもない。一人の人間である。そのように、親は子を思って育てているのだろうが、親は我が子を自分の所有物であるかのようにしてしまうのか。また、時には暴力を以て、或いは放置することで、命を奪うこともある。難しい問題だが、上記の四つの原則をみんなそれぞれに考えたい。