『妖怪探しの旅はさらに職場や子離れ、老後へと続いていく』

『妖怪探しの旅はさらに職場や子離れ、老後へと続いていく』<2017年7月31日(月)>
 「トッチラカッパ」、「べんじょみいら」、「すなかくし」、子育て中の絵本作家いちよんごさんの「妖怪かるた」を『天声人語』(170731)は紹介する。いちよんごさん曰く、「子育てってイライラの連続。でも妖怪のしわざだと思うと、むやみに子どもを叱らずに済みます」と。「作品は市販に至っていないが、各地の小学校や児童館で開くかるた大会やかるた作り講座は100回を超えた。思えばこの世は矛盾と不合理の吹きだまりである。人の弱さやずるさ、感情のもつれを妖怪のせいにしてのみこむのは古来の知恵でもあろう」と。
 (JN) 怖いものを人は何故好きなのか。特にいたずら好きの妖怪は子供にとって、見えない友達であろうか。当家は昭和生まれから平成生まれまで「ゲゲゲの鬼太郎」のファンである。昔々の妖怪から新しい社会から生まれる妖怪もあり、生活に身近な妖怪たちは、子供だけでなく、大人も楽しめる。この「かるた」はまだ、市販に至ってないなら、自分たちの家で作るのも良いかも。あるいは、子供たちに読み聞かせしている本などから作り出してもよさそうだ思いませんか。何でもかんでも、売り物を頼りにせず、自分たちで妖怪を作り出そう。自分たちのゲームを作ろう。妖怪の旅を創ろう。