『2017年『保活』敗戦記』

『2017年『保活』敗戦記』<2017年6月11日(日)>
 「春秋」(170611)は、「東京人」の「2017年『保活』敗戦記」を紹介する。「ある女性は出産の時期や地域を考慮した。それでも5つの認可保育園すべてに落選。高くて遠い無認可施設を利用し保活も続ける」。「東京という街は昔から子育てに冷たい。赤ん坊の泣き声がうるさいと若い夫婦を入居させない民間アパートもあった。そのため高めの家賃の高島平団地に20代の夫婦が数多く移り住み、地域の保育園を活用しながら共に働いた。出産ラッシュが起こり、公園には子どもらの笑い声が響き渡った。今、保育園の新設が反対運動で進まない例が目立つ。高度成長期の遺産を子育て支援に生かし、にぎわいにもつなげる。そんなまちづくりのイノベーションがほしい」。
 (JN) 東京は外から来た人たちで繁栄してきた。全国の若者を吸い込み続けている。それなのに、子供はどんどん減少し、街で子供対が遊ぶ風景を見なくなった。子供たちはどこへ行ったのか。列車の中で赤子の鳴き声を聞くと、なんだか安心する。子どもが減りながら、保育所不足が問われる。一方で、街中に高齢者向けの場が多く作られている。我が集合住宅の隣のビルにも、デイサービスがある。一方で、義務教育では廃校が続く。「春秋」が指摘するように「まちづくりのイノベーション」が必要である。そして、目先の問題が10年後、20年後、50年後にどうなるのか、それを考えての生活設計をもう一度考え、また都議選等の我々の代表者を選ぶことを考えねばならない。この黄昏状態を作ったのは誰だ、そのような輩を選んだのは誰だと、未来の人たちに迷惑をかけることがないように、我々の脳みそも頭脳改革、イノベーションしよう。