『世界中のネコたちよ。愚かな歴史を繰り返すなと鳴け』

『世界中のネコたちよ。愚かな歴史を繰り返すなと鳴け』<2017年8月1日(火)>
 『筆洗』(170801)は、「アコースティック・キティ」を紹介する。スパイ・ネコで、体内に小型集音器と無線発信機を埋め込み、ソ連大使館に侵入させようというものであった。1960年代の冷戦時はこんなこともしようとしていた。もう冷戦は過去のものだが、後戻りしつつあると。「プーチン大統領がロシア国内にいる米国の外交官を大幅に減らせと言いだしている。冷戦当時、両国の外交官数は同数とする原則があった。削減で米国にいるロシア外交官の数と同じにせよという要求。あの時代の対立を連想させる」と。
 (JN) 何が知りたくてスパイ行為を行うのか。様々な情報を集めて、敵対する国を強いところ弱いところ知りえることで、自国の軍事力を優位にするのか。それを人間だけでなく、猫にまで行わさせるその発想はどこから出てきたのか。かわいい猫ちゃんをこんなことに使おうとは怪しからぬことである。公になれば動物愛護協会には訴えられるであろう。キティと言えば、キティちゃん。スパイより、平和大使とすべきである。猫たちに平和の仕事をさせよ。福は内、福は外である。