『相撲界は、ウィンブルドン現象と皮肉られていた』

<2017年1月25日(水)>
『相撲界は、ウィンブルドン現象と皮肉られていた』
 「あと一歩で届かない賜杯。心が弱い、との酷評。ようやく決めた優勝の後のひと筋の涙」。「春秋」(170125)は、19年ぶりに日本出身力士の横綱誕生に、モンゴル出身力士たちを思う。「インタビューを受け、たどたどしさの残る日本語で相撲の心を語るモンゴル人力士たちの姿には感動すら覚える。宮本徳蔵は著書『力士漂泊』で、力士=チカラビトはアジアの北辺、いまのモンゴルのあたりで生まれたと論じる。また、『相撲が国技だなんて、小さい、小さい』。チカラビトの一人としての稀勢の里横綱昇進を祝いたい。」
 (JN) 相撲のルーツが何処にあるのか。日本人のルーツはどうなっているのか。モンゴルの人々と日本人との関係はどのようにつながっているのであろうか。遊牧の民が東に流れ流れて日本列島にやってきたのか。それはそれとして、モンゴルの力士は、言われなければ、日本の力士に見える。日本人は、朝鮮やモンゴルの人々とよく似ているのである。そのため、日本出身力士の横綱が出ていないなとは思っていたが、19年も出ていなかったとは、それだけ、モンゴル出身者は違和感がなかったのである。さて、これからは、稀勢の里がこの中に入いると、雰囲気はどう変わるのであろうか。変わるのか変わらないのか。