『ひと目でわかるリアルな現実に「うそだ」と言い放たれては・・・』

<2017年1月26日(木)>
『ひと目でわかるリアルな現実に「うそだ」と言い放たれては、話しの土台にも上れない』
 歴史は作られていくところがありそれがロマンとなるが、政治家の都合のいい言動はいかがなものかと「春秋」(170126)は指摘する。「トランプ米大統領就任式の人出を『150万人にもみえた』などとして、少ないと報じたメディアを『地球で最も不誠実』となじった。45年前、7年8カ月の長期政権を終える記者会見で『僕は国民に直接話す』『新聞は出て行け』と机をたたいた首相が日本にいた。おごりは歴史に汚点を残しかねない。後世、ロマンも語れまい。」
 (JN) 小学生の時だったろうか、小さなテレビジョンの中で、「新聞は出て行け」というシーンを覚えている。長年に亘り首相を続け、ノーベル平和賞まで受けた栄ちゃんが何を言っているのか、。子供には新聞は正確に現実を伝えないので、この画面からしか真実が伝わらないものなのかと思ってしまった。なるほど、その人にとっては自分の言いたいことを直接に国民に伝えられるのは、電波を通しての方法であったろうが、見えない真実はそれにより隠されるという都合があった。今では、テレビジョンより便利に、ツイッターで呟ける。驕り高ぶり、権力者が現実を隠す行動は、国民を蔑ろにして真実を隠すということである。これはアメリカンファーストなのだろうか。今後の未来の者たちがこの歴史をどうとらえるかはわからぬが、トランプファーストなのだろう。