国民が求める政策は何か、読み取る力は十分だろうか

(日経「春秋」2013/12/14付) 「シンガポールハマコーさん」と名乗る人物に出会った。亡くなった政治家の浜田幸一さんとそっくりの顔と背格好をしている。笑って握手して、「ジミントー、ナンバーワン!」。どちらかというと大衆的な店だが、勧められるままに注文した品は、どれもおいしかった。食通の友人の解説によると、この手の「名物おやじ」が仕切る店は、たいてい料理がうまいという。会話から客の好みや予算を推し量り、皿を運ぶタイミングや量を店員に細かく指示している。後ろの厨房を振り向いて合図する時、ハマコーさんの目は笑っていなかった。日本の自民党はどうだろう。国民が求める政策は何か、読み取る力は十分だろうか。経済では料理の味つけがいまひとつ。秘密保護法は消化不良を起こした。顧客志向を貫いてこそナンバーワンである。
(JN) 自民党は党を守るために法律を作っているのか? 自分を守るのに必死になるようでは政を任せられない。行政の思う通りの政党でよいのか。国民は適当に飴を与えていれば良いとお考えか。1年前の大勝に驕る自民党をそのままにしておく我々国民、戦前と変わっていない大衆であるゆえ、美味しい街中の食堂を知らず、高級レストランの偽物海老に舌鼓するのである。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64077220U3A211C1MM8000/