2024-01-01から1年間の記事一覧

香しき豆 241201

コーヒー豆の高騰に『筆洗(241201)』は思う▼戦争中の日本、コーヒー豆が輸入されなくなり、カラス麦や黒豆でこしらえた代用コーヒーを飲んだそうだ▼重商主義のフリードリヒ大王はコーヒー豆の輸入を嫌い、国民のコーヒー消費を抑え込もうとしたが、国民はコ…

海が沈黙する前に 241130

地球温暖化を『有明抄(241129佐賀新聞)』は思う◆鹿児島市のかごしま水族館に、「沈黙の海」と題されたその小さな青い水槽、生きものは何もいない◆〈人間という生きものが/自分たちだけのことしか考えない/そんな毎日が続いているうち/生きものたちの歌がひと…

政治に緊張感が生まれることを信じたい 241129

少数与党の政権に『水や空(241128長崎新聞)』は思う▲少数与党の政権はこの羽田政権以来30年ぶりで、その前は、吉田茂さんや鳩山一郎さんが首相を務めた昭和20年代まで時代をさかのぼる▲当事者の政治家も、遠巻きに見つめる私たちにとっても、与党過半数割れ…

散歩メモ 241128

町中の所々に野菜畑のあるわが市です。沢山の作物、農家の皆様ありがとうございます。

散歩メモ 241127

散歩の時間を夕方から昼食後に変えました。明るくあたたかな時、足軽やかに川沿いを歩きました。

あれこれと考えながら愛用のボールペンを眺めてみる 241126

今日の「ペンの日」に『水や空(241126長崎新聞)』は思う▲日本ペンクラブが1935年のこの日に創設されたことを記念して定められた▲この団体の名称について、実は今の今まで「ペンが商売道具だから」と、とんだ思い違いをしていた▲詩人や脚本家(プレイライター…

台所仕事は 241125

高齢者が生き生きと暮らし続けるには「キョウイク」と「キョウヨウ」が必要と『明窓(241125山陰中央新報)』は語る。「今日行く」場所と「今日用」があればいいということ。島根県の人口10万人当たりの100歳以上は、12年連続全国最多の159.54人。キョウイクと…

カレーは“世知辛さ”が舌に残る 241124

物価高に『滴一滴(241124山陽新聞)』は思う▼漫画「孤独のグルメ」の久住昌之さん「あの匂いには、食い意地を凶暴化させる何かがある・・・・」▼家でカレーを食べる際は絶対に2皿以上。腹いっぱいになるまで食べないと納得しない▼家庭で作るカレーライスは値段を…

野球の楽しみ方が変わった人もいるだろう 241123

大谷翔平選手のMVP受賞に『談話室(241123山形新聞)』は思う▽2002年、スター選手がいなくなったアスレチックスが予想外の快進撃を見せた。勝利の鍵は統計学だった▽「セイバーメトリクス」と呼ばれる独自の指標を重視して選手を起用し、これが当たったのだ…

集合写真は時に国際政治の現実を映し出す鏡 241122

南米で続いた国際会議で集合写真をめぐる「事件」に『余録(241121)』は思う▲レーガン米大統領と中曽根康弘首相の「ロン・ヤス関係」強化が演出された日米首脳会談▲続く米ウィリアムズバーグ・サミット。集合写真で中曽根氏がレーガン氏の隣の目立つ位置に立…

それは花ではなく花を育てる土 241121

谷川俊太郎さんが残したものに『有明抄(241120佐賀新聞)』は思う◆〈死んだ男の残したものは/ひとりの妻とひとりの子ども/他には何も残さなかった/墓石ひとつ残さなかった〉。〈死んだ兵士の残したものは/こわれた銃とゆがんだ地球/他には何も残せなかった/平…

ウクライナ侵攻が始まって1000日が過ぎた 241120

谷川俊太郎さんの死去に『水や空(241120長崎新聞)』は思う▲ぼくらは「科学の子」ではないから、空を超えてジェットで飛ぶことはできない。だけど2番の〈耳をすませ/目をみはれ/油断するな〉は感性を豊かに日々を過ごそうねと“普通の子”にも呼びかけている気…

仕事中に自席の電話が鳴った 241119

高齢者を狙った電話に『談話室(241118山形新聞)』は語る▽「NTTです。この電話は2時間後に使用できなくなります」▽自動音声が一方的に続け、詳しい説明を聞くには「1」のボタンを押すようにと。若そうな男が出て、本人確認のため名前と生年月日、住所を言…

散歩メモ 241118

昨日は、二の酉、大國魂神社を歩いた。境内は多くの屋台のなか、大勢の人が参拝をしていた。七五三の家族も目に入った。

散歩メモ 241117

黒目川付近を散歩しました。こちらでもサギに遭遇しました。

冬に向かう日々、心をぬくめたい 241116

きょうの「国際寛容デー」に『日報抄(241116新潟日報)』は思う▼ユネスコが1995年のこの日に採択した「寛容に関する宣言」に基づき、翌年の総会で制定。95年は、ロシアが独立を求めるチェチェン共和国の首都を制圧し紛争が激化▼中国は地下核実験を強行。イス…

ロボットとの「共存」の鍵は人間が握っている 241115

飲食店での配膳ロボットに『明窓(241115山陰中央新報)』は思う。かつて思い描いた未来のロボットの姿には遠く及ばない。手塚治虫さんの代表作『鉄腕アトム』の作中、ロボット少年アトムが生まれたのは「2003年」、同じ年に「ロボット法」もできたという設定…

「年収の壁」の可否 241114

様々な壁に『余録(241113)』は思う▲ベルリンの壁の崩壊から35年、東西ベルリンを隔てた28年間を上回る時間が過ぎた▲新たな障壁も生まれた。イスラエルがパレスチナに築いた分離壁。フィンランドはロシア国境にフェンス。トランプ次期米大統領はメキシコ国境…

決められない政治に戻るのか 241113

気候に秋の存在感が薄れる中、政治は中間が存在を増していると『有明抄(241112佐賀新聞)』は語る◆「や」党でもなく「よ」党でもない。その間で立ち回る「ゆ」党。衆院選で躍進した国民民主党◆再選出された石破茂首相も、顔色をうかがいながら政権のかじを取…

散歩メモ 241112

立冬を過ぎたがまだ暖かさが残っている夕方、散歩にてまたサギに遭遇した。その動きに見惚れ癒される。

昔ながらの米国らしさ 241111

米国大統領選に『天声人語(241107)』は思う▼米国歴代大統領に愛された映画に、西部劇「真昼の決闘」がある。アイゼンハワー、レーガン、クリントン▼ゲーリー・クーパー演じる保安官が、無法者から町を守る話。住民は冷ややかで、ひとり銃をとる保安官の姿に…

散歩メモ 241110

秋は商工祭・農業祭、大通りにテントがいっぱい出ています。香り様々です。

あっという間に命が削られる 241109

座り過ぎの日本人に『滴一滴(241109山陽新聞)』は思う▼〈婆さんはこたつの廻りにすべて置き〉▼そんな「座りすぎ」は健康には好ましくないようだ。日常生活の中で座ってばかりいると、高血圧や肥満、糖尿病などの病気につながると▼30分に1回などペースを決め…

買うもよし、借りるもよし 241108

秋の読書週間に『滴一滴(241106山陽新聞)』は思う▼兵庫県加古川市の駅前ビル6階には市立図書館と大手書店が並んで入居している▼店頭に図書館コーナーを設け、貸し出し上位作や朗読会で使われた本を紹介するなどうまく連携しているそうだ▼児童書売り場で目に…

狭い範囲を出来るだけ長くかかって見て廻る旅のしかた 241107

「青春18きっぷ」が今冬から様変わりに『有明抄(241105佐賀新聞)』は思う◆関西を拠点とした谷崎潤一郎は、上京するたび帰りは夜行列車をよく利用した◆午後11時20分に東京をたち、翌日午前11時45分に大阪へ。谷崎は朝8時ごろ目を覚まし、東京のほこりっぽい雰…

憂いを払う玉箒 241106

「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関の無形文化遺産に登録される見通しに『筆洗(241106)』は思う▼こんな説がある。人類が小麦などの穀物を栽培するようになったのはパンを作るためではなく、ビールを造るためだったのではないかというのである▼あくまで…

産業革命前に比べ3・1度上昇 241105

映像作品「MIWATARI」が来週、開幕する国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)での上映に『余録(241105)』は思う▲諏訪湖の「御神渡り」は、全面凍結した湖面の氷に亀裂が入り、山脈のようにせり上がる現象。出現しない時は「明けの海」と呼ばれる▲…

没文化 241104

11月3日に文化を『金口木舌(241103琉球新報)』は思う▼中国語に「没文化」という言い回しがある。直訳すると「学問がない」「教養がない」。「そんなことも知らないのか」と、小ばかにした意味合いを含む▼1946年11月3日の日本国憲法公布を記念して制定され、…

散歩メモ 241103

サギだ! 歩道の柵で、一休みか。どこまで近づけるだろうか。接写ならず。#サギ #歩道 #柵 #一休み #接写

散歩メモ 241102

もう半袖では寒い。川の水も冷たくなり、子供たちは川原にいなくなり、鳥たちは安心しての佇まいです。