11月3日に文化を『金口木舌(241103琉球新報)』は思う▼中国語に「没文化」という言い回しがある。直訳すると「学問がない」「教養がない」。「そんなことも知らないのか」と、小ばかにした意味合いを含む▼1946年11月3日の日本国憲法公布を記念して制定され、「国民の祝日に関する法律」は、その趣旨を「自由と平和を愛し、文化をすすめる」と定めている▼今の日本は文化の日にふさわしいだろうか。今回の米軍と自衛隊の共同演習を見ても、憲法がうたう平和主義とは相いれない動きが国内に広がっている▼この祝日が希求する自由と平和、文化は守られているか。理念と現実の乖離は大きい。「没文化」の三文字がふと頭をよぎる。
(私は)思う。文化の日とは、文化を考える日であろうと。文化の日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とある。その文化は何だろう。その前に、自由と平和を愛していないといけないのか。その自由をは何だ。これは学問や教養がないと理解だできない。また平和とは何か。逃げることのできな問題だ。