高齢者を狙った電話に『談話室(241118山形新聞)』は語る▽「NTTです。この電話は2時間後に使用できなくなります」▽自動音声が一方的に続け、詳しい説明を聞くには「1」のボタンを押すようにと。若そうな男が出て、本人確認のため名前と生年月日、住所を言えと▽「昭和56年8月…」。回答している途中、突然、電話は切れた。背後のざわつきに、個人宅ではないと察知されたか。敵は高齢者に狙いを絞り、対象外だと分かったか▽続いていれば家族構成や資産状況などを探られただろう。最近は総務省を騙る前兆電話も目立つという。詐欺だけでなく強盗事件でも使われる手法。家庭や近所でぜひ話題にしてほしい。互いに気遣う声がけは、悪意の自動音声にも有効だから。
(私は)思う。詐欺や強盗を行うために、これらの輩は十分に調査を行い、ターゲットを絞り、財産を奪いに行くのか。現金や高級品が存在し、そこには人が少ないこと、それからその家も壊して入れるし、逃げ道も多数あることが必要か。それを電話等で調べるにはそれなりの能力が必要だ。人から情報を引き出す力、他に使い道があるだろうに。