物価高に『滴一滴(241124山陽新聞)』は思う▼漫画「孤独のグルメ」の久住昌之さん「あの匂いには、食い意地を凶暴化させる何かがある・・・・」▼家でカレーを食べる際は絶対に2皿以上。腹いっぱいになるまで食べないと納得しない▼家庭で作るカレーライスは値段を気にせず思う存分食べられた。だが最近は▼コメやタマネギ、輸入牛肉などの具材や光熱費から1食当たりの調理コストを算出する帝国データバンクの「カレーライス物価」、9月に364円となり、6カ月連続で過去最高を更新▼カレーの語源は「香り高いもの」「おいしいもの」との説がある。匂いにつられて、がつがつ食べることもはばかられるような高いカレーライス物価となるのか。今どきのカレーは“世知辛さ”が舌に残る。
(私の)心を動かすカレーの香り。小学校なら4時間目にもなると、給食がカレーの日、心は漫ろになった。今も、昼食をとろうと歩き、カレーの香りがしてくると引っ張られる。それは香りと味の他にお値段が安心であったからだろうか。ここ数年、随分と物価が上がりエンゲル係数も上昇だ。今後も見通しくらいこの現実、政治家はわかっているのか。
*画像は24年11月17日の日本経済新聞より。