『#コロナ禍の高校生活が終わる』

『#コロナ禍の高校生活が終わる』<2023年3月8日(水)>
 コロナで過ごした学園生活に『北斗星(230308秋田魁新報)』は思う▼高校の卒業式に保護者として足を運んだ。会場の入り口には体温測定器、一部の窓は開け放ったまま。全員マスク着用で、私語はなし。もはや違和感も覚えない光景だ▼新型コロナウイルスに振り回され続けた3年間だった。入学し、いきなりの一斉休校。修学旅行が県内での宿泊となるなど各種行事も予定変更を余儀なく▼運動部では1年時の全国大会が中止。県外遠征は最小限、強化合宿は一度も経験せず▼来週からはマスク着用が個人の判断に委ねられ、5月には新型コロナの法的位置付けがインフルエンザ並みとなる。高校生活が終わるころにようやく見えてきたトンネルの出口が、やるせなさを一層募らせる。
 (私は)言いたい。若者よ、君たちは人生が始まって20年経っていない▼自分だけでなく、同じ年齢の者たちがこのコロナの時代を経験した。さて、次の時代はどうなるだろう。それを切り拓くのは君たちだ▼新しい環境が待っている。4月1日に向かって出発だ。
#高校,#卒業式,#一斉休校,#全国大会,#強化合宿