『#迷いに迷っている』

『#迷いに迷っている』<2023年2月6日(月)>
 政府は5月8日からコロナを「普通の」感染症に。マスクを着けるかどうかは各自の判断に任せると。これについて『春秋(230206)』は思う▼文学紹介者の頭木弘樹さんは30年以上、病のせいでマスクが手放せない。マスク少数派の時代、視線の圧を感じた。新型コロナのパンデミックで大転換▼正統と異端の完全な逆転。そしていま、再度の大転換を前に日本人は迷いに迷っている▼透けて見えるのは、個人の考えよりもどちらが多数派なのかを気にするこの国の風潮と、少数派が居心地の悪い思いをする社会の姿だ。コロナが終わった世界を想像して頭木さんはこんな風に書いていた。マスクをしていると「『コロナ禍を思い出させるやつ』として冷たい仕打ちを受けてしまうのか? それもこわい」。
 (私は)マスクなどしたくない。顔の表情が分からぬ、カオナシ状態だ。そして、メガネは曇る。夏は暑い。息苦しい▼但し、これからの3カ月ほど、コロナとは関係なく、花粉対策で仕方なくマスクする。何とかしたいものである。そう世間の目とは関係なく、涙目のカオナシは思う。5月8日までの辛抱?
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