『#昭和レトロ』

『#昭和レトロ』<2022年8月12日(金)>
 今回の岸田改造内閣に『春秋(220812)』は昭和レトロを思う▼人気を集めているらしい。ファンは往時をしのぶシニア世代ばかりでなく、若者も多いという▼そうかと思うと、ときどき「昭和」は現実の世の中を動かしている。健康社会学者の河合薫さんによれば、1990年代に「雇用のカタチ」「家族のカタチ」「人口構造のカタチ」全て変わったのに、日本の社会は昭和モデルのままだという。昭和おじさんは実にしぶとい▼内閣改造にその気配。全ての派閥に目配りし、ライバルをうまく取り込み、経験者を要所に配置し、入閣待機組もそこそこ処遇する。閣僚平均年齢62.7歳で改造前より1歳ほど高くなった。女性は2人。自民党4役、みんな男性▼このレトロ感で世界についていけるのだろうか。閣僚の記念写真は、首相官邸が工事中のため昔ながらの首相公邸(旧官邸)。歴史的建造物を舞台にしたその写真だが、どうも映えないなあ。
 (私は)昭和のど真ん中生まれの昭和人。30歳までに出来上がってしまった頭の中は昭和である。岸田さんも同じだ▼昭和は、自民党の派閥バランスと、ライバル関係。とっても大事なのだろう▼でも、政治家に私たちが求めているのは、そんなバランスではない。物価や健康だ▼それに、何が悪いかわからぬ輩が大臣で良いのか。
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