『#世界左利きの日』<2022年8月13日(土)>
きょうの「世界左利きの日」に『天声人語22013)』は左利きを思う▼生活用品は右利きだけを想定した品物が多い。「日本左利き協会」の大路直哉さんは、左利きと右利きの相互理解に取り組んできた▼幼いころから左利き。小学校では放課後に右手で書く訓練をさせられた。そのときに抱いた疑問を原点に、左利きの歴史を調べ、意見を募っては書籍やネットで配信した▼左利き用品を多く商う事務用品店「菊屋」を訪ねた。右利きの私が左利き用品をうまく使えない。「日ごろ左利きの方はこんなに苦労しています」と浦上裕生社長▼2人の話を総合すると、左利きの不便さ、発想の独創性、そして右利き中心社会への違和感。根っこにあるのは、わかってほしいという思いだ。あちこちで右と左への二極分化が進みつつあるが、大切なのは、異なる立場への思いやりと中庸の精神だろう▼国内でも海外でも左利きの人々にさえ浸透していな記念日だとか。
(私は)左利きの苦労を知らず、左利きに憧れていた▼レオナルド・ダ・ヴィンチに憧れ、鏡文字に挑戦。何と左で書いても右で書いても解読困難な文字をいまでも書いている▼得意でないことをするのは大変である。人それぞれ、得意不得意が違う。先ずはそこから互いを活かしたい。
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