#発射実験

『#発射実験』<2022年1月15日(土)>
 北朝鮮極超音速ミサイルの発射実験に『天風録(220114中国新聞)』は思う。親に初めて買ってもらったプラモデルは、サンダーバード2号。このSF人形劇は何度見ても飽きない。公開中の最新作も鑑賞済み、と自慢したいところだが、映画館通いはしばし自粛中▲代わりに、北朝鮮極超音速ミサイルの発射実験に成功したと自慢。最高速度マッハ10が本当だとすれば、くだんの2号よりもかなり速い▲ただ大陸間弾道ミサイルならマッハ20を超える。そんな至極強力な兵器を大量に保有する米国やロシア、中国もそれぞれ、極超音速ミサイル開発に躍起▲かの国の発射実験に立ち会った指導者たちのふてぶてしい表情には背筋が凍る。親からもらったおもちゃでは決してない▲かの最新作は各種のネット動画配信サービスでも鑑賞できるものの、映画館で味わう臨場感にはかなうまい。ここは、オミクロンがその「超速」の足取りで、一日も早く立ち去ってくれないか。
 (私は)愚かなる資本主義の民であり、あのミサイルで、何人分の生活費になるのか、とを思ってしまう。国民の生活よりも自分を守る軍事優先。かの国の民はどんな生活をしているのか。成功に喜び踊る人々。敵国に日々勝ち続けるニュースに喜ぶ80年ほど前の画像を思い出してしまう。いつまでこんなことを続けるのか。いまのところ国際救助隊の出番はない。
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