『国の指導者が新兵器にみいられた世界は悲観論の世界だろう』

『国の指導者が新兵器にみいられた世界は悲観論の世界だろう』<2019年8月19日(月)>
 ロシアで原子力企業爆発事故が起きた。『筆洗』(190818)は新兵器づくりに思う。終戦前年、古川ロッパは友人情報を基に日記に書いた。「<新兵器による-無人機的空襲-敵本土襲撃の話きいたが…すっかり元気づいてしまった…悲観論をふっとばして呉れ>。・・・ロシアで原子力企業職員が死亡する爆発事故が起きた。・・・プーチン大統領も開発を認める新兵器である。・・・北朝鮮では、ミサイルとみられる飛翔体が次々に発射されている。・・・国民の心をあおることはできるかもしれないが、向かう先は孤立か、軍拡競争による危機か。国の指導者が新兵器にみいられた世界は悲観論の世界だろう」。
 (JN) 新兵器で世界を制する。子供染みた発想だが、これが今も昔も変わらない権力者の思うところなのだろうか。否、それを喜ぶ国民を扇動する方法である。子供におもちゃを与えることで、人気を取る方法であろうか。それが夢を与え、自分の権力の継続を図る。そして、外側へは脅威を与える。新兵器は謎故、様々な力を持つか。これを本当に喜んでいるのは、愚かなる死の商人、技術者および科学者等か。莫大な利益を得て、自分の欲望を満たすこの行為を国民は認めるのか。犠牲になるのは、自分たちであることを早く自覚せねばならない。
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