『人類は「太陽のくしゃみ」をきっかけに自らを破滅させ・・・』

『人類は「太陽のくしゃみ」をきっかけに自らを破滅させかねぬほどの「核の文明」を手にし続けているのだ』<2017年9月20日(水)>
 太陽のフレア現象、今回は影響が少なかったようであるが、『筆洗』(170920)は50年前の危機的状況を伝える。「米軍の司令官は、核攻撃の準備に入っていた。弾道ミサイルを探知するためのレーダーが突然、機能を停止したのだ。原因は不明。ソ連の仕業ではないか。そういう緊迫した状況を救ったのは、米空軍の『宇宙天気予報士』だった。『レーダー故障の真犯人は太陽』との分析で、危機は回避された」。そして、寺田寅彦の言葉を思い出す。<文明が進めば進む程天然の暴威による災害がその劇烈の度を増す>。
 (JN) 今当たり前に動いていることが、何かの自然現象でそれが当たり前でなくなる。人類は自然現象を計算式の中に閉じ込めて、計算を行っているが、そんな計算は成り立たぬことが生じるのか。太陽がちょっとお熱を上げると、我々はどうなるのか。東アジアに緊張が高まる中で、思わぬことが起きると、ただでは済まなくなる。北朝鮮が間違った考えを起こさぬためにも、正確な情報共有が必要である。封じ込めで、一般市民にまで恨みを買うよりも、開放的な行動がとれないものか。太陽のお陰でで生きている地球上の生物も、最後はやはり太陽のお陰で消えていかねばならないのか。