『#拝啓 浦島太郎さん』<2021年7月14日(水)>
よく海辺を散歩するおじいさんが竜宮城に行った噺、三遊亭わん丈さんの『拝啓 浦島太郎さん』を『河北春秋(河北新報/210713)』は紹介する。出迎えたイルカは硬いプラスチック製の輪が体にはまって苦しそう。口の中がザラザラ、海中に漂う小さなプラの粒を吸い込んでいた。どれもこれも「わしらがポイ捨てしたプラ製品のせい」とわん丈さん。世界中で毎年1000万トン以上のプラごみが海へ流れ出し、漂ったり海底に沈んだりしているという。仙台高専総合工学科の園田潤教授は話す、地中レーダーと人工知能(AI)を搭載したロボットで名取市閖上の海岸を調べ、今までに約1万4000個ものプラごみを探知して掘り出した。砂浜で玉手箱を開けたら、そこもまた、知らぬ間に大量のプラごみに汚染されていた…という「落とし噺」。
(JN) ゴミの出ない日はない。ごみを無くすことはできないが、その質および量を変えることができないか。消費者側では何ができるのか。食事の買い物、ついつい料理しやすいもの、保存しやすいものなどを選ぶと、プラスチックだらけになってしまう。有料分別のごみ、プラスチックの占める割合が大きい。竜宮城を快適にすることは我々の未来を快適にすることであろう。
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