『病原体が生き残るには、常に進化を続ける必要がある』<2020年12月22日（火）>
「ここではね、同じ場所にとどまるためには、思いっきり走らなければならないの」。『春秋(201222)』の筆者はこの「『鏡の国のアリス』に出てくる『赤の女王』の言葉･･･感染症の入門書を読むうちに何度かこの文句に出合った。･･･こんどのタイプは感染力が最大で70%も高いという。･･･これまでとの毒性の違いや、接種が始まったばかりのワクチンの効果など未知のことばかりだ。･･･『赤の女王』の言葉は、人類にも向けられている。･･･日本ではまだ、今回の変異種は確認されていないという。しかし政治は緊張感を欠き、人々のコロナへの気分もどこか緩い。わたしたちが『同じ場所』にとどまれる保証はあるだろうか」。
（ＪＮ） ここに何事もなく変化することなく、居続けていたい。でも、ここにあるものは、そのスピードはそれぞれに違うが変化してきた。あるいは亡びるだけである。鏡の国か、不思議な国か、どちらにせよ、変化せねばならないようだ。ジャック・アタリが言う様に「パンデミック以前の世界に戻ることはあり得ない」だろう。
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