『#赤い星は何処へ』

『#赤い星は何処へ』<2023年7月13日(木)>
 中国が今月に改正した反スパイ法の施行に『小社会(230711高知新聞)』は思う。旧東ドイツは恐るべき密告社会だった。互いに監視し、通報し合う社会。こんなジョークが、ベルリンの壁近くで2人の警備兵が「西側」の方を見ながら話している。「お前は何を考えている?」「お前と同じことだよ」「じゃあ、お前を逮捕しなきゃな」。「会話に注意しなさい」。東独で育ったメルケル・ドイツ前首相も少女の頃、父にたたき込まれた。中国は今月、改正した反スパイ法も施行。スパイ行為の定義は広がり、何が違法なのかは不明確だ。息苦しさからの自由を求めるマグマはかの国でも時折、噴き出しては鎮められる。古今東西、そうした国家は強いのか、いや、もろいのかと考えてみる。
 (私は)思う。赤い星は何処へ向かっているのか。グローバル資本主義の時代、もう国の中央に権力を集中すべきではない。国民の力を活かすのは自由だ。自由に地域や海外で活躍させるべきである。華僑の如く力強く。それこそ米国を恐れさせるだろう。
#中国 #スパイ #東ドイツ #監視社会 #自由