『人間は壁を造りすぎるが、橋は十分に造らない』<2019年11月9日(土)>
ベルリンの壁、崩壊の日を『筆洗』(191109)は思う。まずはニュートンが述べたともいわれる言葉「人間は壁を造りすぎるが、橋は十分に造らない」。「崩壊からきょう三十年となる。・・・人類分断の時代が終わるのではないか。そんな高揚感がたしかにあった。ドイツの統一、ソ連の崩壊など想像を上回る激動が、次々に起きる一方で、時代は地域紛争やテロ、大量の難民が象徴する新たな性格も強めていく・・・今から数年前に、『ニュートンの警句』をツイッターでつぶやいたのが米大統領を目指していたトランプ氏である。・・・米南部の壁は強化され、国際関係の中に新たな見えない壁も生まれた。三十年を経ても、世界に壁は多く、橋は足りない」。
(JN) 自分を守ることは壁を作ることなのか。壁は私たちを区切り、分断する。それは目に見えない壁もある。様々な心配から自分を守るために、次から次へと壁を作らなければならなくなる。いったい何を守るのであろうか。私たちは母親のおなかの中にいたように、閉じ籠っている方が安心なのかもしれない。鎖国をしていた日本は幸せであったかもしれない。黒船のおかげで、今の日本がある。様々な橋が国内にでき、また見えない橋が世界中につながった。鎖国のままが良かったのか、どちらが良いのか。ベルリンの壁が壊されたが、その後も壁は崩され、橋ができていったが、違う壁を私たちはまた作っている。
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