『CGによって顔や姿を若返らせている回想シーン』

『CGによって顔や姿を若返らせている回想シーン』<2019年11月10日(日)>
 新作「アイリッシュマン」の若いロバート・デニーロに、『筆洗』(191110)はCGの魅力を思う。この作の「回想シーンには便利で効果的だろう。なにしろ若き日を演じているのは本人である。ハリウッドの技術の進歩に目を見張るが、ついには、亡くなっている俳優を新作映画に起用できる時代が来ているらしい。・・・ジェームズ・ディーン・・・もはやチャプリンの新作コメディーも夢ではない時代か。もっとも映画界の評判はあまりよろしくない。・・・本人の意思とは関係なくイメージを使われ、「操り人形」のように『演技』をさせられる。・・・残念ながらそのジミーはCGであって人間ではない。ちょっと見たい気もするが」。
 (JN) 映画館にて、最近観た映画は何だろうか。私の趣味はマイナーとは言わないが、そんな派手なハリウッド映画を今年に入って観ていないようである。なぜ、映画館に行くのか。現実では得られない何かを求めていくのか。画像の枠の中は、我々の想像力があればあるほど新たな画面を生み出せるのか。それは、私たちの感情を揺さぶり、夢、失望、恐怖・・・を与える。それを楽しみに、映画館へ向かう。大きなスクリーンの映像と音響の中に最新技術を取りれ、私たちをより現実的に、あるいは未知の世界へ運んでくれるこの空間、これからどうなって行くのか、楽しみである。
#亡くなっている俳優を新作映画に起用できる