『教室に置かれたままの教材がふくらんでいく光景・・・』

『教室に置かれたままの教材がふくらんでいく光景はいびつだ』<2018年10月22日(月)>
 「小学生の使うランドセルがここ数年、重くなっている」と『余録』(181021)。「1週間で最も重い日の総重量は6キロにも達する。ランドセルが重くなっているのは『ゆとり教育』の見直しなどで・・・小学教科書のページ数は10年間で3割以上増えたとの別の調査結果もある。・・・そんな状況を受けて文部科学省は先月、教材を学校に置いて帰ることを事実上認める通知を出した。・・・まずは朗報といえよう。それでも再来年から小学3年生以上で英語が必修化されるなど、教材が増える傾向は変わりそうもない。全教科を合わせた教科書の総ページ数を増やさないような発想もそろそろ必要ではないか」。
 (JN) 日本は労働時間とともに、勉強時間の改善が必要ではないか。労働や勉強について、ただ量をこなすのは、これだけやれば安心というようで、本当の目的のための時間を取っていないのではないか。スポーツでもそうだが、練習を長くすればよいということではない。子供たちはホームワークのために、ランドセルが重くなり、教える教員たちも学校内での労働時間を外見上少なくするために、鞄を重くする。これではずっと学校のことから離れられない重い気持ちになる。とにかく、行うことを減らすことが大事である。