『サマータイムの導入案がにわかに浮上した』

サマータイムの導入案がにわかに浮上した』<2019年8月7日(火)>
 「『早起きは三文の徳』は灯油の高かった昔、夜ふかしを戒めた言葉といわれる」。『余録』(180807)は、ここへきて浮上してきたサマータイムを考える。「第一次大戦で各国が燃料節約や労働時間延長を企図したためだった。・・・こちらも一種の“総力戦”なのか。この夏の酷暑を受け、東京五輪パラリンピックの選手や観客の暑さ対策としてサマータイムの導入案がにわかに浮上した。・・・ただしことは国民生活や経済などすべてを巻き込むサマータイムである。・・・エネルギー問題や震災にからむ近年の導入論議も盛り上がりは乏しかった。ただ温暖化時代の気候変動を肌身で感じるこの機会である。一度は国民的な論議にかけてみてもいい『早起きの徳』の当否だ」。
 (JN) 「狭い日本サマータイム」。東京オリンピックを決められた日程で行うために、すべてを犠牲にして邁進します、という感じでしょうか。準備に係る経費は相変わらず、予定と異なり高騰し、被災地の復旧を遅らし、建設費を高くし、今度は早く起きろ。今からでも遅くないから、オリンピックを止めたらいかがか。大体、このオリンピックは誰のために行うのであろうか。アメリカ資本のため? 平和の祭典だが、世界各地の戦争を中止にできるの? 戸外で運動のしやすい11月に変えたらどうなの。自民党は、サマータイムについて、いやいや考えていませんよと言っておいて、頃合いを見はからって人数で押し切ることを考えているのか。「あきれたもんだなサマータイムブルース」。