#桜に罪はない

『#桜に罪はない』<2021年3月16日(火)>
 日曜日に東京で桜の開花宣言がなされた。『余録(210316)』は桜を思う。サクラの語源を日本国語大辞典に13、その13番目がサは穀霊(稲などの霊)の意、クラは神のよりつく座、サクラは穀霊の神座の意味だという説。実際に桜の開花は農事と深く結びつき、各地には花の咲き方の多少で当年の豊凶を占う「作見桜」があったという。今の人の花見へのこだわりも、桜の下で新しい季節のサイクルの幸福を願った昔とどこかでつながっている。1年を経てなおも居座るコロナ、飲食やお祭り騒ぎは今季も遠慮してもらわねばならない。むろん桜に罪はない。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」(在原業平)、心の古層に潜むさまざまなものを意識にのぼらせるコロナ禍。
 (JN) 花見は、社会人になりたてのころ、時間外労働であったろうか。酒は嫌いではないので、お付き合いしそして飲みすぎて、次の日が辛かった。もちろん、桜に罪はない。見ているだけで心の中が明るくなる桜、密にならず、静かに楽しみましょう。
#サクラの語源
#開花
#農事
#季節のサイクル
#幸福を願う

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