『サウジの女性が自らハンドルを握るようになった時、・・・』

『サウジの女性が自らハンドルを握るようになった時、どんな変化が起こるだろうか』<2017年9月28日(木)>
 やっと、サウジアラビヤで女性が自動車を運転できるというニュースに、『筆洗』(170928)は自動車を発明したカール・ベンツ夫人のことを紹介する。「それがいかに便利か自ら証明しようと、夫に内緒で旅行に出たのだ。母親の住む街まで片道百キロ余。燃料パイプが詰まればヘアピンで直し、点火装置が壊れればゴム製の靴下止めで直した。そうしてベルタは『史上初の自動車長距離旅行』を成し遂げた女性となった」と。そして、「ベルタの大胆な自動車旅行は、世間の見る目を変え、車社会へと道を開く一歩となった。サウジの女性が自らハンドルを握るようになった時、どんな変化が起こるだろうか」と。
 (JN) 驚いた。サウジアラビアでは、女性が自動車を運転してはいけなかったとは、なんと不自由であったろう。自動車は誰でも運転してよいものと考えていた。しかし、世の中、常識というものは自分の近辺においてのこと、いや、自分だけの常識が多いことを自覚しなければならない。また、思い込みもいけない。ひょっとしてカール・ベンツの時代も、女性が自動車を運転し、故障も直せるなんて考えられない時代であったろうか。そういうことを言うのが思い込みであろうが、ベンツの奥様は大したものだ。早く、サウジでも女性に力で国を成長させてほしい。