『太平洋をはさむ日本とメキシコは、災害の国という点では・・・』

『太平洋をはさむ日本とメキシコは、災害の国という点ではきょうだいのような関係』<2017年9月21日(木)>
 メキシコでは「32年前の同じ日にもこの都市を揺れが襲い、約1万人が亡くなっている」。『春秋』(170921)は19日の地震に思う。「19日も追悼式や避難訓練が行われた。そのため本物の地震警報を訓練の一部と誤解する住民もいたと英国放送協会は伝える。逃げ遅れた人もいただろうか。ただでさえこの種の警報は慣れなどで無視されがちだ。災害対策の難しさを思う。地図の上では遠い国のようだが、災害の国という点ではきょうだいのような関係だ。同じ課題に立ち向かう国同士として、できる支援を急ぎたい」と。
 (JN) 地震は人のいないところで起こってもらえないか。それは人間たちがどんどん自然を自分たちのもののようにしてきたので、無理な話であろうか。とにかく、地震は起こるべきところで起きる以上、その起こるべきところに住んでいる者は、地震の怖さを認識していなければならない。また、被災の可能性のある者同士が互いに助け合い、またその経験を伝達しあうことで、事前から事後までの準備をしたい。特に、辛いことであるが、被害の大きかったことの情報を求めたい。自国での災害への支援とともに、メキシコにも何ができるであろうか。メキシコは遠方であるので国の行動に期待するが、個人も情報収集し自分の災害対策の準備としたいし、自分たちの情報も正確に提供しなければならない。