『核兵器なき世界はいつやって来るのか』

核兵器なき世界はいつやって来るのか』
 オバマ米大統領が広島にやってきた。これについて各紙、意見を述べている。
 「筆洗(東京新聞)」は、「人類は広島に原爆が使われた時に死んだ。我々は死んでいる事に気が付いていない。大統領が広島で訴えた『核兵器なき世界』。その道は遠く、険しい。『歴史的」と歓喜の叫びを上げるのはそこにたどり着き、あれが契機になったと、この訪問を振り返ったときである。訪問が『核兵器なき世界』につながった日である。その言葉はまだ使えぬ。人類は今も死んだまま歩き続けている。」
 「余録(毎日新聞)」は、「火球に焼き払われた命一つ一つのぬくもりを歴史の女神はその書物に書き留めてくれない。それを感じることのできる生身の人間同士のつながりだけが「核なき世界」への希望を育むことができよう。」
 「天声人語(朝日新聞)」は、「オバマ氏は演説で「記憶」について語った。私たちが慢心と戦うための力になると。語り継ぎ、未来への糧にする。容易ではないが、けっして不可能ではない。」
 「春秋(日本経済新聞)」は、原民喜「永遠のみどり」を紹介する。「ヒロシマのデルタに/若葉うづまけ」。「公園に炎が揺れる。全ての核兵器がなくなった時に消される悲願の灯だ。だが、この厄介者は誕生時と同様、削減にも大国の利害が絡む。『我々は歴史を直視する責任を共にしている』とオバマ大統領は述べた。廃絶へと核保有国を導いてほしい。詩はこう結ばれる。『ヒロシマのデルタに/青葉したたれ』。炎ではなく。」
 オバマさんは、71年間の責任を背負ってやってきた。これは、我々に何かのきっかけ作ってくれたので、核廃絶と平和を求めて、未来のために私たちはそのためにできる事をせねばならない。否、「できること」では安倍首相と同じになってしますので、それぞれの者がやるべきことをしなければならない。それは、人類だけではなく、この地球上に生きているもののために行動をしなければ、人類は核とともにこの地球上から姿を消すのであろう。とにかく、被爆国日本ができることがあるはずだ。次は、安倍首相が行う番。できることを探してください(JN)