『納骨堂の前で当時のミッテラン仏大統領とコール西独首・・・』

『納骨堂の前で当時のミッテラン仏大統領とコール西独首相は突然、手をとりあった』<2017年6月18日(日)>
 ドイツの元首相のコール氏が16日に亡くなった。そのコール氏を「余録」(170618)は称える。1984年のベルダンでミッテラン大統領とコール首相は、「まるで子どものように手をつなぎ前を見据え、2度の大戦による両国の犠牲者に祈りをささげた。東西ドイツの統一、その後の単一通貨ユーロ導入、独仏首脳が手をつないだ『ベルダンの和解』がもたらした力によるものかもしれない。手をつないだまま直立不動の2人の写真は、両国の共通歴史教科書の表紙を飾る。和解や相互理解が、過去の傷をいやし現在の溝を埋めるだけではなく、未来の扉を開くと教えている」。
 (JN) お手てつないでこの二人はどこへ行くのであろうか。「ベルダンの和解」、ミッテラン大統領とコール首相のこの写真、何時見てもおかしく思ってしまうが、独仏の長い歴史を背負って二人はどんな思いであったろうか。地つながりのヨーロッパの人びとの幸せのために手をつなぎ、一緒の方向に、統合に向けて進みをより強固にした。地面には勝手に線引きできない、壁など以ての外である。拘束して管理す来ることが国やそのリーダーのすることではない。皆が互いが理解でき、安心して皆が活動できる自由の扉開いておくのが国やそのリーダーの任務であると私は考える。