『政治の危うさをいっとき忘れるためでなく、しっかりと覚えておくために、目を閉じようか。』<2017年6月17日(土)>
国会が閉幕した。与党はやることをやって逃げ切ったのか。「春秋」(170617)はマキャベリより「リーダーは信義を重んじ、隠しごとをすることのない人物と思われるよう、気を配らなくてはならないと。政府の説明責任の果たし方に疑問符はついたままだ」。「余録」(170617)は米国の連ドラは「次シーズンへ視聴者の興味をつなぐこのようなエンディングは『クリフハンガー』と呼ばれるが、米国の連ドラであぜんとさせられるのは、そのまま続編が作られないことがよくあるからだ。政府・与党はこのままドラマを打ち切って素知らぬ顔をするつもりらしいが、崖っぷちで宙づりにされたのはこの国の民主主義である」。「筆洗」(170617)は、目をつむることを勧める。「最近の政治の危うさを見れば、思わず目を閉じたくなる。実のところ政府与党の皆さんは、国民に目をつむってほしいのだろう。英国の心理学者が、犯罪の場面を再現した映像を人々に見せ、どれだけ覚えているかを調べた。すると、ある動作をするだけで正答率が二割上がった。『目をつむる』という簡単な動作が、記憶を助けていたのだ。政治の危うさをいっとき忘れるためでなく、しっかりと覚えておくために、目を閉じようか」。
(JN) 国民がおとなしいく、まだだませると思っているのか。お粗末な幕引きである。愚かな我々は自民党に皆さんが皆こんなに理不尽でお粗末と思ってしまいますよ。そんなことはないですよね。この一部の人たちのことで、多くの自民党の方々も目をつむり我慢をし、新シリーズを作ろうと、動いておられるのでしょうかね。でもこんなことを許している皆さんにも大きな責任がある。為政者としての自負のないお粗末さんを野党も与党も何とかできないのか。様々なところで続編を出せるように国民も意識と行動が必要である。そうしないと、お粗末さんたちが化け物になり、日本が闇に世界になってしまいませんか。目を閉じたまま起きられなくなる。